消火器
消火器とは
●消火器
消防設備の中で私たちに一番身近な設備が消火器ではないでしょうか。
消火器は、初期消火を行うための消防設備です。消火器には消火薬剤に応じ種類があります。
一般的な消火器は粉末消火器になりますが、火災の種類や用途により消火剤が変わります。
弊社では消火器の販売もしております。お問い合わせください。

消火器の耐用年数及び廃棄処分について
●消火器の耐用年数
消火器にも寿命がございます。業務用消火器は製造から10年、家庭用消火器は製造から5年とされています。
製造から10年経過していなくても容器に腐食や劣化がある場合には交換が必要な場合もあります。
業務用消火器は製造から10年経過したものには容器に耐圧性能試験(水圧試験)が義務づけられます。
耐圧性能試験実施後、以降3年ごとに実施が必要になります。
新品に交換していただくと、製造から10年は(容器に腐食・劣化がある場合を除く)耐圧性能試験の必要はございません。
コストや安全性も考慮すると新しい消火器への交換をお勧めします。
※消火器の容器には圧力がかかっています。劣化や腐食により、少しの衝撃で破裂する事故も発生しています。異常のある消火器を見つけた際は、放置せずに交換するようにしてください。ご不明な点はご相談ください。
※消火器の使用期限について…
※型式失効した消火器も交換が必要になります。詳しくは下記をご覧ください。
●消火器の廃棄
平成22年1月1から、消火器のリサイクル制度が導入されました。消火器は粗大ごみでの廃棄はできません。消火器リサイクル特定窓口の業者で処分する必要がございます。旭防災も特定窓口になっております。処分にお困りの際はお電話にてお問合せください。
※消火器の廃棄にはリサイクルシールが必要になります。2010年製以降の消火器にはリサイクルシール貼付済みで販売されるようになりました。2010年製以前の分はリサイクルシールが貼っていませんので購入していただく必要がございます。(弊社にて販売しております。)
※引き取りできない消火器などもございます。詳しくは下記をご確認ください。
消火器の使い方・保管時の注意点
●消火器の正しい使い方
火元から7~8メートルほど離れた安全な場所に消火器を運びます。その際、誤って噴射しないようにレバーの下側を持つようにしましょう。火元に近づく時は姿勢を低くし、風上側に立つようにしましょう。室内の場合はなるべく出入口側に背を向け、消火後の逃げ道を確保しましょう。
次に、消火器の上部にある黄色い安全ピンを引き抜き、ホースを外してから火元に向けます。消火可能な火元からの距離は、炎の高さの2~3倍が目安です。火元から離れすぎてしまうとうまく消火できません。また噴射の勢いでホースの向きが変わらないように、ホースの先端をしっかり持ちましょう。レバーを強く握ると薬剤が放出されます。
消火剤の放出時間は、一般的な粉末消火器の場合で20秒程度です。
※消火器の使い方について…●消火器保管時の注意点
事業所や工場など建物の大きさや用途により、消防法で消火器の設置本数や種類が決まります。
各ご家庭などに消火器を設置する際は、誰でも見やすく取り出しやすいところに設置しましょう。
浴室や洗面所など湿気が多い場所、直射日光があたる場所などは消火器の劣化が進みやすいので避けましょう。
また通行や避難に支障がでる場所も避けましょう。